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倒立のコツは筋力>重さ
公開日:2023.11.07|最終更新日:2023/11/08
「倒立に必要な筋力はどのくらいですか」
生徒からよく聞かれる質問の一つなのでまとめました。
結論
筋力 > 重さになれば倒立はできる
[筋力とは]
身体を持ち上げる筋肉の力、身体を倒立姿勢で支える筋肉の力です。
[重さとは]
重さは以下の二つの要素があります。
1.体重…物理的な重さです。
2.柔軟性…身体が硬いと身体を動かすのに、より大きな力が必要になります。これも重さです。
1.についてはイメージしやすいと思います。30kgの肉の塊を持ち上げるより15kgの肉を持ち上げる方が簡単ですよね。これは地球上であれば誰もがそうなります。
スイカよりリンゴを持ち上げるのに苦労してる人を見かけたらその人はかなりの確率でパントマイムをやってる人です。もしくはドッキリです。カメラを探してください。
2.の柔軟性についてです。
気をつけの姿勢をしてください。
手のひらを前方に向けて親指を天井に向けながら腕を横から挙げていきます。
その感じを覚えていてください。
次に体側(脇腹)のストレッチをします。ラジオ体操の身体を横に倒す動きでもいいですし、以下の写真のようなストレッチでもいいです。
30秒〜1分やってみてください。
ストレッチが終わったら先ほどの動きをもう一度やってみてください。
上がりやすくなりませんか?なってない?なってなかったらストレッチをもう1セットやってください。
ここからは 「上げやすくなった」前提で話を進めます。
なぜストレッチをしたら上げやすくなったのか?それは柔軟性が高まって「腕を下に引っ張る力が小さくなったから」です。
腕を上げる筋肉があれば逆に腕を下げる筋肉もあります。
さっきまで10の力で下に引っ張っていた筋肉が5の力になれば減った分だけ簡単に上に上げられるようになります。
これが「身体の硬さは重さ」という理屈です。
自分に足りないのはどっちなのか
私の生徒で倒立がなかなか止まらない人、伸肘倒立が上らない人は
女性は柔軟性は高いけど筋力が弱くてバランスを取れない
男性は筋力は強いが体重が重い&身体が硬くて一瞬しか止まらない(より大きな筋力が必要になるので)
傾向が強いです。
柔軟性が高い生徒にはいろんなバリエーションの腕立て伏せと壁倒立に取り組んでもらってます。
身体が大きかったり身体が硬い人には肩周りと股関節のストレッチを丁寧にやることを薦めています。
形が綺麗で身体に負担のない倒立をするために
筋力>重さ になるような身体作りに取り組みましょう。