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倒立で肩が出るってどういうこと?

公開日:2023.04.10|最終更新日:2023/04/10

倒立の専門用語がわかりにくい

倒立の練習を始めた当初、先生の言葉で理解できない単語がたくさんありました。

「胸をふくむ」「胸をつる」「肩に乗る」「鎖骨をしめる」「床をつかむ、にぎる」などなど。

そんな経験があったにも関わらず自分の生徒から「先生、その言葉どう言う意味ですか?」「どんな動きですか?」と言われることが増えてきたので反省しつつ説明していこうと思います。

肩が出た倒立ってなんですか?

「肩が出てます」「肩を入れてください」1週間で200回くらい口にしてるかもしれません。

ひどい時には「出てる」「入れて」「肩!」しか言わないので生徒には「ちゃんと指導しろ!この野郎!」と思われているとかいないとか。

反省してます。

「肩が出てる」倒立は形として好ましくありません。肩や胸、腰の筋肉に負荷が偏ってしまい可動域の低下や痛みの原因になります。

以下の写真が肩が出た倒立です。

体幹と腕の角度がくの字(この写真だと逆くの字)になっています。

補助線を引いたものがこちら。

「肩が」手首より前方(背中側)に「出てる」のがおわかりいただけると思います。

理想的な形は次の写真

肩が手首の真上にありますね。これが肩が出ていない理想的な形です。

肩が出ないようにするにはどうすればいい?

胸とあごを壁につけた壁倒立で肩が手首の真上に乗る感覚と強さを身につけましょう。

壁倒立でできない場合は筋力と重さの関係性が適切ではないので

・柔軟性を高める

・体重を軽くする

・筋力を高める

などの対策を行いましょう。