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小学校お受験のための体操教室の選び方

公開日:2024.11.12|最終更新日:2024/11/12

大学入学と共に上京して最初のアルバイトは「お受験教室への送迎」でした。そこで見た教室のピリッとした空気や先生と子どもの纏う雰囲気に当時の私は大きな衝撃を受けました。

近所の幼稚園、近所の小学校で過ごした私にとって「お受験」という言葉は全く縁もゆかりもないもの。そんな私が大学卒業後に幼児体育の会社に就職し、そこから15年近く、多くのご家庭の「お受験」に携わっているのですから人生とは本当にわからないものですね。

今回の記事は

お受験のためにどんな体操教室を選べばいいか

をまとめました。

ポイント1.運動量が豊富

運動教室なんだからたくさん運動するでしょ?とお思いでしょうが教室によって大きな差があります。

先生の説明が長かったり、並びかたや順番の待ちかたにこだわりが強い教室だと実際に身体を動かす時間が少なくなりがちです。躾とかマナー教育にはいいんですけどね。

ハードなお受験を乗り切るには体力が不可欠です。運動量が豊富で体力向上が見込める教室を選びましょう。子どものストレス解消にも一役かってくれます。

ポイント2.技や動きの指導にこだわりがある

実際の試験ではいわゆる「逆上がりが上手い」とか「足が速い」「マット運動が綺麗」といった運動のレベルは合否に直結しないと言われています。

それでも私はお受験指導の時には(お受験指導の時にも)「技術の向上」と「動きの丁寧さ」に強くこだわって指導しています。

その理由は

・技ができるようになることで自信がつき他の活動でも意欲的に取り組むようになる

物事を「ただやる」のではなく、こだわりや目的意識を持つようになる

の2つです。

ここ数年の運動教室の宣伝文句で増えたのが「子どもの自己肯定感を高める」「子どもの自主性、主体性を育む」という言葉です。そのための教室オリジナルプログラムや教材を売りにしてる教室も多いです。

私はこの風潮に違和感を覚えています。率直に申し上げますと嫌いです。

自己肯定感も主体性も一つひとつの技や動きの完成度を高める練習を積むことで自然と養われていきます。わざわざ別のプログラムを作って月謝を高くしたりオプション料金を取ったりする教室には…………話が逸れるのでこの辺にしておきます。

 

一言でいうと「ちゃんと上手くなる教室を選びましょう」ということです。

 

ポイント3.受験で必要なこと以外もちゃんとやる

志望校に合格してもらえばそのあとは関係ない。とにかく受験だけ乗り越えてくれればいい。そんなスタイルの教室も少なからず存在します。

私の教室には「幼稚園のころお受験の体操教室に行ってたから運動はある程度できます!」と自信を持って体験にやってくる親子も多いです。

そのうちの何名かは「前転ができない」「なわとびが跳べない」「身体が信じられないくらい硬い」そしてお受験をしない幼稚園児よりも動けないという現実にぶち当たります。

当然ながらそのご家庭が悪いのではなくて「それだけやってればいい」というスタイルの教室が悪いです。

子どもの「体育」「運動」はお受験以降もずっとずっと続きます。

合格という短期的な目標に惑わされず子どもの長い人生に目を向けてください。

 

以上です!!

「お受験のため!」と気合いを入れすぎずに、たくさん動けて子どもが楽しくストレスなく通えて身体を動かすのが好きになる。

そんな教室を選んでください。

お悩みの方は相談に乗ります。直接でもメールでもお気軽にご相談ください。